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5/01/2012

時代の流れ

Nikon D800 Technical Specifications
Nikon D800 Technical Specifications (Photo credit: Marco Crupi Visual Artist)
Filename
Filename (Photo credit: Wikipedia)
先日既に20年以上で取引をしている会社から今まで連絡なかった部署の知らない人から問い合わせが来た:大急ぎの仕事に対応できないかとのこと。
しかし、通常のレートの半分以下(そのような低いレートでは過去27年間で一度も仕事した事ありません!)での対応が要求された上に「急ぎ」の仕事が通常**どの業界**でも割増料金が請求される(普通郵便→速達)のに、そのような話は一切ありませんでした。そのような事をこちらからお伝えしたが、それに対する返事はない。そのような対応は今まで一度もなかったので将来はこれが「戦略的な主流」になるかどうかは問い合わせた。

その会社から次の返事が来た:
「今後の主流とは申し上げにくいのですが、ここ数年、お客様自身でも翻訳にかける予算が非常に限られており、しかもお客様も他社と競合しているため、非常に短い期間でかつ高品質の翻訳を求めたれている傾向が強いのは事実です。割増料金等が請求できないケースも少なからずあります。」

ではそのようなお客さんにお尋ねします:
* 郵便局の窓口で「速達」を頼むが、速達料金を安くしろと議論するか。
* 深夜のタクシー乗って「深夜割増料金」に関して文句言うか。
* 翻訳を依頼するクライアントが製造/販売している製品、提供するサービスは特定の価値/値段があると判断しているはず。その半額で売れば倒産する。
* 例えば Nikon がプロようのカメラを通常20万円で販売。Nikon で問い合わせて、この商品は何で9800円で売らないか。Nikon は「はい、喜んで」と答えると思われるか??
* クライアントが製造している製品は例えば通常3週間が掛かるようであれば、同じものを1週間で作れと言われたと同時に通常の半額でやれだったら - 喜んで引き受けるか。* クライアントの社長はベンツ(腕時計なら Rolex 等)を乗っていると想定する。それでは何で格安の中国製海賊製品より何百万もする「本物」を選ぶでしょうか。
https://nyuwa.wordpress.com/2012/02/15/chinese-quality/

私も27年間翻訳の仕事をしているあいだ何度も「非常に短い期間でかつ高品質の翻訳」仕事として「チェック」する機会があった。そのような「高品質の翻訳」の翻訳の内ぱっと見ても呆れる程のものもあったし、一見して「良く出来た」と思われたが、原文を比べてやはり「チンプンカンプン」類が多い。
何度ドイツなどで向こうの人々に聞いたことある「日本製品の説明書等はどう思うか」。答えはほぼ統一している:「話にならん!」
それでは「非常に短い期間でかつ高品質の**格安**翻訳」と言うイメージを残してしまうならば - 少なくとも私は製品を見ればそのように反応する - 製品そのものも信用できないやすものだと考えられる。
* それが得策だと思われているだろうか。余り賢くない。
http://transcurio.blogspot.jp/2011/11/tto.html

最終的「安く、安く、もっと安く・・・」と要求され、そのうちいかにも「翻訳はぺいしない仕事」=生活できない。ならば辞めてしまう。すると市場で格安の中国やインドの「高品質の翻訳」しか残ってしまわない。意味が伝わる「本物」を作れる職人が残っていないと気付いたらもう遅い。
格安日雇い肉体労働者を宇宙飛行士として雇う。その方が安いだろうって・・・

ヴィジョン (= vision; 直接「視力」でもあり、将来をある程度見通せる能力)のない対応だとしか思えない。ま、携帯電話の時代では皆さん(!)常に目から30cmしか離れていない画面をしか見ない時代。
これは「時代の流れ」か。
ならば私は翻訳者として死滅するしかない・・・


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4/12/2012

トライアル - お互いが見える

先日又ある会社(20年前に仕事した事ある会社)に頼まれ、新しいクライアントが仕事の打診しているからトライアルをしてください。
私はこの仕事をもう27年間をやっているから今更トライアルをやる必要ないはず。
そして、私のHPにもどっさりサンプルある:
http://www.einklang.com/Translation%20samples.htm 
 
 
頼まれた「トライアル」は3/26に送信しました。それから2週間以上も経ってなんの連絡もない。
現時点で恐らく一端相談した仕事はより能力のある、より安い翻訳者に依頼され
たに違いない。
それは仕方がないし、特別依存もない。

しかし、私の仕事振りを「判定」するには二週間も掛かるならば、判定する側に
問題あり、又は此方を無料で仕事をさせた後、一言もない(例えば「今回は残念でした」など)のは少なくとも昔の古き良き挨拶の好きな日本では通常の礼儀に反するものであった。

こう言う事は今風のディジタル時代で頻繁に起こるからこそ(PRECISELY
because of this situation) 依頼された時電話でも申し上げたように「トライアル」をやりたくない。
 
こうして私の仕事を判定しようとする会社の仕事振りを見せてもらっているから、その会社の信頼性(又は判定する能力)も此方に見せてもらった。翻訳者としてそのような無責任の対応する会社 - 翻訳会社であれ、クライアントであれ - に信用しないほうが無難でしょう。
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ある意味すごい才能だって言われる才能があったとしても、続ける才能さえあれば、
他のどんな才能も凌駕する時が必ず来る。
山口千尋 (靴職人)


2/05/2012

"Fuzzy matches" - make me feel fuzzy all over ...

When talking about CAT tools, the term "fuzzy matches" keeps popping up. In theory I understand what that is supposed to mean, but .....
this always comes with "strings attached", if I may say so.

First, when Japanese companies send me work, even translation of manuals etc., the companies already "check" for those portions that are identical or almost identical and deal with those. I get ONLY what is different. That means, I don't get any chance to encounter any fuzzy matches.
Second, even if the CAT tool DOES present me fuzzy matches, I will have to CAREFULLY compare the presented versions and edit as required, in front, at the end, in between, changing word order etc ...
Usually, I would finish my job a lot easier and quicker, when I type it entirely new then doing all the "editing". I have not yet bothered actually COUNTING the key strokes that would be required for such editing and compared that to typing, but I suspect the count may actually be higher ... at least that is my impression.

So, if editing "fuzzy matches" actually requires the same amount of effort (and time) as typing a new translation, I fail to see why the work invested into fuzzy matches should be cheaper. Or am I missing something important?

Well, I mentioned it before, with ONE SINGLE exception, so far all attempts at using the CAT tool "memoQ through one year have made my work (and my life!) MORE difficult ...

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2/01/2012

Unbelievable!


This morning I got (again) one of those wonderful (Chinese in this case) mails:
> We have one file to be translated from Japanese to english, one
> part is around 7000 japanese characters, second part is around
> 10,000 japanese characters.    It is text about law, can you
> please take one part of it?  Our deadline is 17:00 on Feb 3 at
> Tokyo time.  Price is 0.04 USD per english word. Our payment term
> is paypal or moneybookers.

Which was just followed by the name of sender.
(Admittedly, searching through the footer of the mail allowed me to find that person's Proz.com profile.)

The above numbers (7000 characters, quite complex material) indicate about 20 pages of translation and deadline would be about 24 hours later. (Not to mention that PayPal would swallow about half of the earned in form of "fees")

Personally I consider (and told the sender) a mail with no identification of who the sender is, what company s/he works for or any contact information as shady.VERY shady!

And the rate: 0.04 USD/word is a joke, isn't it?
Given the current exchange rate, this EXTREMELY low.
On that rate I could not make enough money to "put food on the table" = LITERALLY, even if I were to work 36 hours a day.

I told the sender (actually located in Hongkong) so, whereupon he replied:

"The file is attached and our info is as blow, please let me know whether you can translate the yellow part of the file."

I don't know about everybody else, but apart from irrealistically too cheap I consider this an offense. An attempt to make a fool out of a translation WORKER.

Are the Chinese not supposed to take particular care of the WORKER COMRADES???

9/19/2011

特別注文 → 無論全て無料

常に起きる事ですので、ここで一言を言わせて貰う。(再度!)
翻訳会社から仕事の依頼が来る時頻繁 MS Excel, PowerPoint 等の Microsoft software files を上書きするのが注文だ。大半の場合キットお客さんがそれを提供して、お客さんがその方が「便利」だ。
だだし、もう同じ事を既に25年間を言い続けている、それらのソフトは私のすべき仕事に適した道具ではない。

先日も翻訳会社から凄く入り込んだMS Excel file を貰って、(ドイツ語で)上書きではなく、それぞれのセルの隣であったり、下であったりして書き込むように依頼された。余りにもグチャグチャしたものですので所謂CATにも使えなかった。このようなファイルでは「スペルチャック」が出来ない - 少なくともMicrosoft software では! - から、2-3点のスペルミス/ミスタイプが後に見つかった。翻訳会社に怒られ「えっ、スペルチェック行っていないの??」。その人に後で以下の類似の答えを送った。

Microsoft software で上記のファイルを翻訳して、 先ずExcel ないでドイツ語のスペルチャックができないから、該当する箇所を一々別のソフト - この場合当然日本語版のWordでもドイツ語スペルチャックができないから - にコピーをして、そこでスペルチャックをして、又戻す。ファイルは入り込んだため、コピー作業は一括ではなく、多数の操作を永遠に繰り返さないといけない。スペルチャック後又その逆の作業。他のメーカーのソフトを使ってチェックしたものを再びExcelに戻す時、内容が狂う事もある。

上記の作業はファイルの種類、大きさなどで***大変***が手間と時間が掛かる。
私の仕事は本来 = 翻訳 = ある言語を他の言語に写し返す。レイアウトや複雑なファイル操作ではない。そして翻訳会社は例外なくその ***特別注文*** な仕事は ***当然*** 翻訳者が無料でやると期待している。
最終的上記の仕事後前記の大量の無駄で無料の仕事を行わなかった事によって penality が課せられた。損のダブルパンチ。そうやって損ばかりするともうこの仕事を止めようかとも思ってしまう・・・

食事しに行って、「大盛り」を頼むと***当然***通常の食事代に追加料金が掛かる。だれも文句は言わない。
何で翻訳者はそのような特別注文を全て無料でやらないといけないでしょうか。

私は翻訳し始めた頃の間もないで WordPerfect と言う英文ワープロ(後にMS Office のようなスイートになった)を見つけた。当時8 bit computer、FDD2基があって、HDD は未だなかった。MSDOS3.0.
それでもWP - 本来英語のOSで作動するように作られたのに日本語のMSDOSで動いた! - は約30カ国のス ペルチェックがあった。最初は別売りであったが、その後ソフト本体に含まれた。

これを20年余り愛用していた。残念ながら最新のバージョンになってから(ど うやら日本語のOSがいけないようだ)肝心なスペルチェックに問題が発生したので、今はその重要な機能使えないから このソフトを諦めた。

Microsoft software に関してアメリカの third party "proofing tools" はあるが、多いに問 題もある:
1) アメリカ製で日本のOSで作動するかどうかが不明。日本のMicrosoft に問い合わせたら、アメリカの会社に聞け、と言われ、アメリカの会社に電話して、日本のMicrosoft に聞け言われた。
2) 私は未だ使っているWord2003は古すぎているので、例のツールが販売中止(あ れば約1万円)
3) Excel 内で作動するか=不明。

ドイツ語のみであればドイツの Duden Verlag が出している最高/最強のスペル チェックカーがあるけれども、
やはり日本語のOSでは作動しない。トライアル版で試した。
http://www.duden-downloadshop.de/die-duden-rechtschreibprufung-fur-microsoft-office.html
http://www.duden-downloadshop.de/die-duden-rechtschreibprufung-plus-fur-microsoft-office.html

しと言えば以前頂いたドイツ語版の MS Word をインストールした事もある。
それをインストールしたと同時にそこまで入っていた 日本語版 のMS Office は全て削除された。
異なるバージョンは同時に同じコンピューターに存在してはいけないそうです。
"Make it impossible - with Microsoft" ... とは言いたくなる。

そこで Microsoft products が常に問題を起こすから、数年前から少しずつ  Open Source Software = OpenOffice -> LibreOffice を使うようになった。Open Source ですから=無料。
http://www.libreoffice.org/ (私は此方の方が好き)
http://www.openoffice.org/
このソフトも幾つかの問題が抱えて、決してそれを「熟知」しているわ けではないが、ス ペルチェックカーは多分50-60各国語あると思う。UIは最 初から日本語を使ったりして、英語、ドイツ語・・・ お好み。
同一ドキュメント中に複数の言語が混在しても、自動切換えでスペルチェックが 出来る (WordPerfect もそうだった)。表計算ソフトなどにも同じように使える。
(少々問題あり?)

大体 MS Office と「互換性」がある。私は現在例えばPPTを 持っていないが、 そのようなファイルは LibreOfficeの Impress で読む。

OSも Windows -> Linux と考えているが、後者に関して(現在一番の問題は辞書 類)は未だ分からない事があるので、保留中。
Microsoft は中国と一緒で世界制覇を目指して、世界中のユーザーを「強制」 (今回の仕事もその例:どうしても MS Excel で。。。)使用としていることは 余り好きではない。

そもそもExcel は(表)***計算***ソフト。計算に使われ るソフト。
従って「文章を書く」と言う作業に適していない。そのためMSも専用の 道具が開発された:ワード=ワープロソフト。
やるべき仕事に適した道具を使う問題はここにある。文字が開発されて以来から 「文章を書く」行為は様々な文明で色々な専門道具で行われていた:のみ、筆、鉛筆、万年筆など。
道具の使い方を酷く間違ってしまうのは今の「ディジタルエイジ」です。
文章を一旦書いて、出来上がった文を後に計算やプレゼンテーションソフトで 「アレンジ」するのは妥当でしょう。
しかし、最初の段階から計算ソフト - しかもスペルチェックが出来ないもの  - で文章を書くのは今の政治家が好むような言葉=混合同断でしょう。

少なくとも私は個人的にそう思う ・・・
(quote): One of my grandfather's favorite sayings was“Use the right tool for the job”
―common-sense advice that applies to a wide range of situations.
Unfortunately, as Mark Twain observed, common sense isn't very common!

6/27/2010

依頼主は「格安の翻訳」を依頼する・・・

日本の製品マニュアル(翻訳したもの)は評判が悪く、ドイツ本国では大体誰を聞いても同じ答えがでる:
「日本の製品の説明書は使い物にならない」。
それはお客さんの「生の声」だ。私の個人的意見ではない。
理由はここにある。
日本の製品(技術)は今色々と問題になっている中国製の物より遥かにいいですが、
製品に添付される "documentation"(取扱説明書) は相変わらず悪い。

その"documentation"は製品の「顔」だという事は日本の依頼主がなかなか分からないようだ。
私は同じ事を既に20年前から言っていますが、私の声はクライアントに届かないし、日本のクライアントは今まで余り学習能力を示したわけでもない。
予算優先は経営上で不可欠でしょうが、お客さんとしては(自分でもそうだ)先ず、
参考になる「説明書」は何よりありがたい。

日本の会社は従来のマニュアル作り(概念)および今風の機械翻訳の妄想を少々改めてそれぞれの製品を買ってくる「生身のある人間」の身にもなって欲しい・・・