日頃「翻訳の仕事」と言う名目でそれなりの頻度でパワポイントファイルなどを頂いて「上書き」が頼まれる。お客さんや翻訳会社にとって翻訳者はそのファイルで作業を進めてくれると便利でしょう。
しかし、翻訳者がすべき仕事は「翻訳」であって、レイアウトやその他のファイル操作ではない。翻訳作業は取り分け「言葉」を弄る。ある言語の言葉をできるだけエレガントで忠実他の言語に移す事だ。
PPTファイルの場合大体多数のテキストボックスがあって、その中の文字を「上書き」すると元の文字と今記入した文字が同時に表示され、重なってしまうことがよくある。そして日本語の入っているボックスに横文字を入れてしまうと、ボックスの横幅や縦幅が足りなくて、入力している文字を見たいならば、そのボックスをサイズを一々変えないといけない。
上書きしながら文字を削除したり、ボックスの置くさや配置を換えたりするのは***全て***手間=労力+時間がかかる。
労力と時間のかかる作業は普通「支払う対象」となっているはずだ。通常PPTファイル場合その仕事はDTP作業員を行うべきで、その人はそれなりの給料をもらうのも常識でしょう。
しかし、翻訳者にはそのような作業を「ついで」にやってもらうし、「翻訳料」として支払う対象になったこと少なくとも私は経験したことない。つまり、他者がちゃんと給料貰う仕事をただでやれ依頼です。
それと別にレイアウトなどの作業で気がとられてしまうと「翻訳作業」に悪影響及ぼされることも想像しやすいでしょう。
今の世界では翻訳者として必死に仕事しなければならないだろうから、文句を言わず・言えずでそのような仕事をするか、せざるを得ないかもしれないが、本末転倒だと私は思う。言葉に集中して、翻訳作業が終わってからそういう余計な作業を行うべきだ。
それが嫌だったら、最低翻訳作業以外の作業に対してそれなりの支払いは行うべきでしょう。そうやってただ働きさせられている作業員はさほどいないでしょう。
No comments:
Post a Comment