9/19/2011

特別注文 → 無論全て無料

常に起きる事ですので、ここで一言を言わせて貰う。(再度!)
翻訳会社から仕事の依頼が来る時頻繁 MS Excel, PowerPoint 等の Microsoft software files を上書きするのが注文だ。大半の場合キットお客さんがそれを提供して、お客さんがその方が「便利」だ。
だだし、もう同じ事を既に25年間を言い続けている、それらのソフトは私のすべき仕事に適した道具ではない。

先日も翻訳会社から凄く入り込んだMS Excel file を貰って、(ドイツ語で)上書きではなく、それぞれのセルの隣であったり、下であったりして書き込むように依頼された。余りにもグチャグチャしたものですので所謂CATにも使えなかった。このようなファイルでは「スペルチャック」が出来ない - 少なくともMicrosoft software では! - から、23点のスペルミス/ミスタイプが後に見つかった。翻訳会社に怒られ「えっ、スペルチェック行っていないの??」。その人に後で以下の類似の答えを送った。

Microsoft software で上記のファイルを翻訳して、 先ずExcel ないでドイツ語のスペルチャックができないから、該当する箇所を一々別のソフト - この場合当然日本語版のWordでもドイツ語スペルチャックができないから - にコピーをして、そこでスペルチャックをして、又戻す。ファイルは入り込んだため、コピー作業は一括ではなく、多数の操作を永遠に繰り返さないといけない。スペルチャック後又その逆の作業。他のメーカーのソフトを使ってチェックしたものを再びExcelに戻す時、内容が狂う事もある。

上記の作業はファイルの種類、大きさなどで***大変***が手間と時間が掛かる。
私の仕事は本来 = 翻訳 = ある言語を他の言語に写し返す。レイアウトや複雑なファイル操作ではない。そして翻訳会社は例外なくその ***特別注文*** な仕事は ***当然*** 翻訳者が無料でやると期待している。
最終的上記の仕事後前記の大量の無駄で無料の仕事を行わなかった事によって penality が課せられた。損のダブルパンチ。そうやって損ばかりするともうこの仕事を止めようかとも思ってしまう・・・

食事しに行って、大盛り」を頼むと***当然***通常の食事代に追加料金が掛かる。だれも文句は言わない。
何で翻訳者はそのような特別注文を全て無料でやらないといけないでしょうか。

私は翻訳し始めた頃の間もないで WordPerfect と言う英文ワープロ(後にMS Office のようなスイートになった)を見つけた。当時8 bit computer、FDD2基があって、HDD は未だなかった。MSDOS3.0.
それでもWP - 本来英語のOSで作動するように作られたのに日本語のMSDOSで動いた! - は約30カ国のス ペルチェックがあった。最初は別売りであったが、その後ソフト本体に含まれた。

これを20年余り愛用していた。残念ながら最新のバージョンになってから(ど うやら日本語のOSがいけないようだ)肝心なスペルチェックに問題が発生したので、今はその重要な機能使えないから このソフトを諦めた。

Microsoft software に関してアメリカの third party "proofing tools" はあるが、多いに問 題もある:
1) アメリカ製で日本のOSで作動するかどうかが不明。日本のMicrosoft に問い合わせたら、アメリカの会社に聞け、と言われ、アメリカの会社に電話して、日本のMicrosoft に聞け言われた。
2) 私は未だ使っているWord2003は古すぎているので、例のツールが販売中止(あ れば約1万円)
3) Excel 内で作動するか=不明。

ドイツ語のみであればドイツの Duden Verlag が出している最高/最強のスペル チェックカーがあるけれども、
やはり日本語のOSでは作動しない。トライアル版で試した。
http://www.duden-downloadshop.de/die-duden-rechtschreibprufung-fur-microsoft-office.html
http://www.duden-downloadshop.de/die-duden-rechtschreibprufung-plus-fur-microsoft-office.html

しと言えば以前頂いたドイツ語版の MS Word をインストールした事もある。
それをインストールしたと同時にそこまで入っていた 日本語版 MS Office は全て削除された。
異なるバージョンは同時に同じコンピューターに存在してはいけないそうです。
"Make it impossible - with Microsoft" ... とは言いたくなる。

そこで Microsoft products が常に問題を起こすから、数年前から少しずつ  Open Source Software = OpenOffice -> LibreOffice を使うようになった。Open Source ですから=無料。
http://www.libreoffice.org/ (私は此方の方が好き)
http://www.openoffice.org/
このソフトも幾つかの問題が抱えて、決してそれを「熟知」しているわ けではないが、ス ペルチェックカーは多分50-60各国語あると思う。UIは最 初から日本語を使ったりして、英語、ドイツ語・・・ お好み。
同一ドキュメント中に複数の言語が混在しても、自動切換えでスペルチェックが 出来る (WordPerfect もそうだった)。表計算ソフトなどにも同じように使える。
(少々問題あり?)

大体 MS Office と「互換性」がある。私は現在例えばPPTを 持っていないが、 そのようなファイルは LibreOfficeの Impress で読む。

OSも Windows -> Linux と考えているが、後者に関して(現在一番の問題は辞書 類)は未だ分からない事があるので、保留中。
Microsoft は中国と一緒で世界制覇を目指して、世界中のユーザーを「強制」 (今回の仕事もその例:どうしても MS Excel で。。。)使用としていることは 余り好きではない。

そもそもExcel は(表)***計算***ソフト。計算に使われ るソフト。
従って「文章を書く」と言う作業に適していない。そのためMS専用の 道具が開発された:ワード=ワープロソフト。
やるべき仕事に適した道具を使う問題はここにある。文字が開発されて以来から 「文章を書く」行為は様々な文明で色々な専門道具で行われていた:のみ、筆、鉛筆、万年筆など。
道具の使い方を酷く間違ってしまうのは今の「ディジタルエイジ」です。
文章を一旦書いて、出来上がった文を後に計算やプレゼンテーションソフトで 「アレンジ」するのは妥当でしょう。
しかし、最初の段階から計算ソフト - しかもスペルチェックが出来ないもの  - で文章を書くのは今の政治家が好むような言葉=混合同断でしょう。

少なくとも私は個人的にそう思う ・・・
(quote): One of my grandfather's favorite sayings was“Use the right tool for the job”
―common-sense advice that applies to a wide range of situations.
Unfortunately, as Mark Twain observed, common sense isn't very common!

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